はじめに
最近、ふとした拍子にあの地獄のような日々を思い出すことが増えた。
人間としての自尊心が揺らぎがちな状態なので、人間として扱われていなかった時期のことを思い出してしまうのかもしれない。
いつまでも記憶から手放せず、反復的に思い出してしまうのは、心のどこかで「忘れちゃいけない」と思っているのだろう。
それは、今でも間接的に接点がある状態で、安易に気を許すことのないようにという心構えであったり、カウンセリングなどで他人に説明するためであったり。
とはいえ、自分を苦しめた人間がいつまでも自分の心に住んでいる状態というのは、非常に不本意で不愉快極まりない。
私のライフハックとして「メモしたことは安心して脳から追い出すことができ、脳の空きメモリが増える」というものがある。
この忌まわしい記憶も、あえて文字として書き残しておくことで反復的に思い出す必要がなくなって、必要ない場面では忘れて過ごせるかもしれない。
それに、インターネットに放流すれば当事者感が薄れ、どこか他人事として感じることができる。
そういうわけで、「されたことリスト」を書いてみようと思う。
見る人へ
これよりひどい環境で育った人なんていくらでもいることを知っているので、不幸自慢のつもりはないことをあらかじめ記しておきます。
毒親や虐待と無縁なまま育ってきた幸せな人には「はえ〜こんな奴おるんか」とフィクション感覚ででも楽しんでもらえれば幸いです。
逆に、生育環境にトラウマのある人は読まないほうがいいかも。
自分へ
あくまでこれは脳から追い出すためのものなので、じっくり見返して思い出してはいけないよ。
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